「実家に帰りたいな」が由来の、子ども服プロジェクトをスタート! 〜菊池亜希子さんの服作りから、子どもたちとのファッションまで〜
家族や親子の時間を、より豊かにするためのヒントを見つける「Wican FAMILY TIME」。
第9回は、モデルの菊池亜希子さんがご登場。モデル業に加えて、女優業、さらにムック本の編集長など、多才な菊池さん。現在は、2人のお子さんのお母さんでいらっしゃいます。
菊池さんはこのたび、子ども服を作るプロジェクトをスタートさせました。ブランド名は「jicca(ジッカ)」。子ども服だけでなく、大人の服もラインナップにあって、親子で楽しめるブランドです。デザインを手がける菊池さんに、「jicca」のプロジェクト立ち上げの思いについて、さらにお子さんと楽しんでいるファッションについて伺いました。
「jicca」のコンセプトは、実家の記憶とともに何かを思い出すような服
こんにちは、菊池亜希子です。子ども服を作るプロジェクトは「jicca」っていう名前なんですけど、その由来は“実家に帰りたいな”の、実家です。こんなご時世なのでなかなかぶらっと実家に帰れなかったりとかして、実家が恋しいなぁって思ってたりするんですけど、自分に子供が生まれて、この子たちにとっては今私が住んでるこの家が実家になるんだなぁって思った時に、
ちゃんと実家を作らなきゃなっていう気持ちになったんですね。それがことの発端です。
例えば私が今、自分の育った実家思い出したときに、あーこんな洋服着てたなぁとか、お母さんこんな服を着てたなーっていうように、記憶とともに思い出すような、そういう洋服を作っていけたらなっていうのが始まりです。
もちろん今作っているものなので新品ではあるんですけど、手触りだったりとか、着た時に、なんか懐かしいなぁって言う気持ちになったらいいなって言うのを常に服作りの時に考えています。例えば「緞帳ドレス」という名前のドレスを今作っているのですが、緞帳って体育館とか公民館にあったベロアみたいな素材の生地なんです。私は子供の頃、公民館に入り浸ってたんですよ。公民館の緞帳にくるまって絵本をずっと読んでた記憶があるんです。くるまったあのベロアの質感が気持ち良かったとか、そういう記憶をもとに洋服を作ってますね。
夢中になった映画やアニメの登場人物の格好をして遊んでいます
この間、「ET」を観たんです。3歳の上の子はまだ早いかなと思ったんですけど、夢中で観ていました。いいぞと思って、赤いパーカーとジーンズを子どもサイズの古着で探しました。で、エリオットと同じ格好をさせて、女の子なんですけど、エリオットだねって喜んでいたんです。私がたまたま古いETのぬいぐるみ持ってたので、それを持たせて写真撮ろうと思ったら、その途端に「ET嫌!」って言い出して、ETを道路にぶん投げたんです。しょうがないんで、リオットの格好にドキンちゃんを持たせて写真をとりました(笑)。
そんな感じで、映画とかアニメとかで娘が夢中になったものを、持ってる洋服の中からとか、コスプレまでいかないけど、登場人物になれるような格好をそっと取り入れたりとかして遊んでいます。
特に、80年代の映画の子供のファッションを再現することが多いそうです。『ホーム・アローン』の主人公の男の子のケヴィンなど。古着の子供服が狙い目のようです。
「jicca」のお洋服は、現在オンラインで販売中。詳細は、「jicca」のインスタグラムやウェブサイトをチェックしてください。
公式サイト
HP:https://jicca.me/
Instagram @jicca___
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