いろんな物事を深堀りして考える癖がついたのは お父さんの質問のおかげ！ 〜ミュージシャン佐藤千亜妃さんの、家族とのエピソード〜

家族や親子の時間を、
より豊かにするためのヒントを見つける「Wican FAMILY TIME」。
第28回は、ミュージシャンの佐藤千亜妃さんがご登場。
子どもの頃の、忘れられない家族のエピソードをお話いただきます。

ラジドにも何度もお迎えしている佐藤千亜妃さん。
岩手県のご出身ということも、以前伺っていましたが、
ご両親とどんな時間を過ごしてきたのでしょうか。
印象的なエピソードと、ご両親の姿から学んだことをお話いただきました。

お父さんの口癖は、「これってなんでこうだと思う？」

こんにちは、佐藤千亜妃です。
自分、岩手の田舎で育ったんですけど、
お父さんがよく川魚を自分で釣ってきてくれました。
鮎、イワナ、ヤマメ、ニジマスとかいろんな川魚がいて、
それを釣ってきてくれて、夕飯で焼いて出してくれて、
それがすごい美味しかったです。
東京に出てきてからはなかなか経験できないことだったなーって、
凄くいい思い出として残ってますね。
自然の中を、山とか川とか歩いてる時に、
お父さんに「これってなんでこうだと思う？」って、
質問をよくされました。お父さんの口癖でした。
それで自分で、
「これってなんでこうなんだろう？」
「花はなぜ咲くんだろう？」
「シャケはなんで川をのぼるんだろう？」
とか、
答えをこうじゃないの？
って父さんに答えて「正解だよ」とか、
「いや違くて、こうなんだよ」って。
常に疑問を持って、自分で考える、
知的好奇心が強い子供になったなぁと思ってて。
いまだにそれはすごいあって、
いろんな物事を深掘りして考える癖っていうのがそこからつきました。

お父さんとお母さんのタイプは全く違うけれど、バランスは抜群

母は、すごく働き者で、
堅実なタイプだったんです。
看護師さんとして働きながら、
医学の勉強しつつ。
家の家事を全部お母さんがやっていて、
すごいと思いました。
共働きなのにお母さんだけ家事やるってすごく大変だったと思うんですけど。
それも子供から見たら、
疲れてるってわからない位難なくこなしていた印象だったので、
かなりすごい人だったんだなと、
自分が働くようになってから身にしみて思うようになりました。
お父さんは頭が結構良くて、
博識なタイプだったので、
先程言ったみたいに
「これってどうだと思う？」
と結構いろいろ質問してくれたりとかして。
自然の雑学とか、あと料理の仕組みですね。
「『さしすせそ』ってなんだと思う？」って。
「砂糖からから入れていくと、これは浸透圧の問題で、味が染みやすい。
調味料の粒子の細かさで決まっているんだよ」
とか、
そういうのを教えてくれるタイプの人だったので、
両親のバランスがかなり良いというか。
すごく好きな両親に育てられました、
って言ったら変ですけど、
すごく自分が影響受けてるなって思います。

お父様の「これってなんで、こうだと思う？」の口癖は、親子のコミュニケーションにも、子どもの好奇心も刺激する言葉ですね。

ニューシングル、『カタワレ』は、
鈴木亮平さんと吉岡里帆さんが出演するドラマ
「レンアイ漫画家」の主題歌となっています。
“かけがえのない誰かに出会う”、
“人生の伴侶をみつける”
というテーマで制作されたこのナンバー。
まさに、お話いただいた、
佐藤千亜妃さんの素敵なご両親にも通じるような曲ですね。

佐藤千亜妃さん、ありがとうございました！

佐藤千亜妃オフィシャルサイト
https://chiakisato.com/

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