思い出はモノにも宿る!? 親子のおしゃれな生活を 老舗ブランドがご提案

｢hakka kids｣は北海道から九州まで30店舗以上で展開されるキッズウエアブランド。
1976年の誕生から今年で丁度45周年を迎えます。
その人気の秘密を探るため、今回は六本木ヒルズに向かいました！

入り口から花畑のよう

色彩豊かな楽しい空間

新緑のけやき坂通りから、六本木ヒルズのヒルサイドにつながる階段を降りてすぐ左手。
季節の花々で飾り付けられたショーウィンドウが目を引きます。ここは「Ribbon hakka kids 六本木ヒルズ店」。
｢hakka kids｣の子ども服を中心に、オリジナル雑貨や国内外からキッズアイテムを集めたコンセプトショップです。

「花柄はブランドの発足時の45年前からシンボルになっています。
とくに今期のオススメはアジサイリボン。
一見しただけではアジサイだと分かりにくい構図や色合いの複雑さが魅力なんですよ」と教えてくれたのは、マーチャンダイザーの平野笑子さん。

たしかに花柄の商品は紫、青、緑、黄などと色彩豊かなものばかり。
優しい色が水彩画のように重なっており「こちらのスミレは、よくみると面白い色と形してる」など、ひとつのアイテムを眺めているだけで様々な発見がありました。

「“服育”という表現は、少し大げさかもしれませんが、子どもの頃に着る服は、その後の成長に影響があると私たちは考えています」と平野さん。
なるほど、洋服を選ぶうちに美的センスも磨かれそうですね。

楽しい思い出を残すために

ファッションだからできること

「こちらはリンクコーデのように、親子でファッションを楽しむのに最適なアイテムです」と平野さんが紹介してくれたのは、47都道府県の母子手帳に対応しているケース。通帳、パスポート、各種カードなどをまとめておくにも便利で、子ども服と同じ花柄が採用されていました。

ここに子どもの成長記録を残しておけば、ケースを開ける度にさまざまな思い出もよみがえるはず。
同じ服をずっと着続けることはできませんが、同じ柄のケースに閉じ込めた思い出は、子どもにとっても、両親にとっても、一生の宝ものになりそうです。

花以外にも、動物やフルーツなどをあしらった大胆かつ繊細な柄がブランドの特徴。なかでも印象的だったのが、新幹線と動物が描かれたTシャツです。子どもが描いたようでいて、よく見るとディテールの細かさに驚かされます。

こちらは今シーズンのイチオシ商品。国内外で高い評価を集めるスイミーデザインラボのアートディレクター、吉水卓氏が遊び心たっぷりに描き起こしたアイテムです。
子どもから大人まで惹きつけるアートTシャツを、モチーフである新幹線のおもちゃと一緒に陳列するといった演出にもワクワクします。

大切な記念日を祝うには

プレゼントが欠かせない

店内は洋服だけでなく、各種ベビー用品、子ども用のシューズ、おもちゃ、絵本、テーブルウェアなど、多彩なアイテムが取り揃えられています。

「元々は洋服だけを扱っていましたが、2002年にスタートしたキッズセレクトショップ『Ribbon hakka kids』では”anniversary”（記念日）をテーマに、国内外からデザイン性、機能性の高いものや遊び心のあるキッチュなアイテムを幅広く集めました。どれもチーフデザイナーである葉山啓子が“面白い”と感じたもので、そのフィルターを通すことで独自の世界観を作り上げています」と平野さん。

第1弾のオリジナル雑貨として制作されたのは、動物の寝顔をモチーフとしたパイルチェアだったそうです。
「可愛い寝顔を見ていると癒やされるものです。
子育ては本当に大変ですから。ホッとするデザインに私も助けられました」と、平野さんも子育てに役立てていた様子。椅子の足やカバーが取り外しでき、メンテナンスなどが簡単なのもポイントだとか。

ほかにもお店を象徴するオリジナルアイテムのひとつというのがベビーリング。
ヨーロッパなどで文化として浸透している、出産を記念して贈るアクセサリーです。「ご両親の愛情がこもった誕生石を、幸せの象徴であるクローバーが包み込む」ようにデザインしているのだそう。

レジスペースで目立っていたのは大型のミシン。
バスタオルやバスローブなどに、目の前で名前を刺繍してもらえます。刺繍している作業風景は、子ども達にとってエンターテインメント。ひと手間加わった特別なアイテムであることも伝わることでしょう。

どのアイテムも記念日を彩ってくれそうな魅力的なものばかり。
たとえ特別な日ではなくても、家族みんなでお店に訪れれば、それがステキな思い出として記憶に残りそうですね。

世界中から集められた面白い品々があるので、見て、触って、選んで回れば、ちょっとした旅行気分も味わえるかもしれません。

「Ribbon hakka kids」は六本木ヒルズ以外にも、表参道ヒルズやイオンモール幕張新都心店、NU茶屋町、博多阪急など全国各地にありますので、興味が湧いた方はぜひ一度足を運んでみてください！

＜取材協力＞
Ribbon hakka kids 六本木ヒルズ店
住所：東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズ ヒルサイドB2F
電話：03-5786-7710
※新型コロナウイルス感染拡大に伴う館の休業により臨時休業となる場合がございます。詳しくは六本木ヒルズのホームページをご確認ください。