四季の移り変わりや美しい情景を見せてくれる、童謡と絵本

「Family Good(家族一緒に幸せを分かち合える瞬間)」を増やすための工夫や方法を、現役ママにインタビュー!今回は、3歳と1歳の息子さんがいらっしゃる山本 友希子さんが実践されている「童謡や絵本の世界を体現するおでかけ」について伺いました!
友希子さんは息子さんとのおでかけの際、どんなことを意識されていますか?

普段歌っている童謡や、読んでいる絵本に出てくる景色や動物をできるだけ多く見せてあげたいと考えています。
例えば、海に行く時は童謡『海』を歌ったり、お花見には桜が出てくる絵本『おはなみくまちゃん』を持って行ったりします。
『はらぺこあおむし』にハマっていた時に、たまたま主人の実家のキャベツ畑で青虫を発見!絵本の世界と現実世界がリンクした時、それはもう本当に嬉しそうで、その様子にこちらまで嬉しくなりました。
印象に残っている、“現実とリンクした”おでかけはありますか?

家族みんなで紅葉を見に行った時です。それまで童謡の世界でしか知らなかった”紅葉”を初めて生で見た時、息子は子どもながらに感動していたんです。「きれいだね」、「真っ赤だね」と。
その感動を親子で共有できたとても幸せな時間でした。
また、この夏息子はセミ取りに夢中だったので、セミの一生を描いた絵本を渡してみました。すると予想通り大喜び。絵本に載っているセミの種類を全部覚えていたのでとても驚きました。
楽しいもの、好きなことに触れている時の子どもの記憶力はすごいなと感心させられます。
日常のお外遊びにも、くもんの「童謡カード」は大活躍です。
しゃぼん玉で遊びながら『しゃぼん玉』を一緒に歌うと、物の名詞だけではなく、飛ぶ、壊れる、消える、などの動詞も情景とともに自然と身に付いていました。
親子で同じものを見て歌を歌うのはとても楽しく幸せな時間です。
友希子さんと息子さんが、実物を見ながら歌う童謡:
・『海』海は広いな 大きいな〜♪
・『紅葉』秋の夕日に 照山もみじ〜♪
・『どんぐりころころ』どんぐりころころ どんぐりこ♪
・『しゃぼん玉』しゃぼん玉とんだ 屋根までどんだ♪
・『雨降りくまのこ』お山に雨が振りました あとからあとから降ってきて〜♪
童謡や絵本の世界を体現することによる「Family Good(家族一緒に幸せを分かち合える瞬間)」とは?

童謡や絵本は、息子にまだ知らない四季の移り変わりや美しい情景を見せてくれます。きっと息子は、それらの景色を想像し、思いを馳せるという過程を通ることで、実際に見たときに実物と思い出と情緒を一緒に体得しているんだと思います。
息子の初めて知る喜びの瞬間瞬間に立ち会えることは親としてもとても貴重で忘れられない思い出になります。
童謡や絵本は、日常のありふれた瞬間を特別なものにしてくれる、子育て中にはありがたく、なくてはならない存在です。
これからも息子たちと一緒にたくさんの景色を見て歌を歌って過ごしたいと思います。
※2021年8月インタビュー
▼山本 友希子さんのSNS