絵本で予習&復習!実体験を色鮮やかにする読み聞かせ
「Family Good(家族一緒に幸せを分かち合える瞬間)」を増やすための工夫や方法を、現役ママにインタビュー!今回は、二児の母で会社員の市原万葉さんが行われている絵本の世界の再現について伺いました!
万葉さんは何か体験する前にはそれに関する絵本を読まれているそうですが、そのきっかけを教えてください!
日々の体験を絵本によってより色鮮やかにできると思ったからです。
例えば、パンを作る前にはパン作りの絵本を読み聞かせしています。そうすることでよりイメージが湧き、パン作りが楽しみになるのではないかと思ったんです。
我が家は海へ出かけることも多いので、海に関する絵本は特に多く揃えています。
絵本を通して何か印象に残っているエピソードはありますか?
2人目の子を妊娠した際、娘は少し不安そうな表情をしていることが多かったんです。初めてのことで、母親がとられるのではないかと寂しかったんでしょうね。
もちろん口でもそうではないと伝えましたが、そのタイミングで兄弟ができる題材の絵本を何冊か買いました。すると娘は弟の誕生をすごく楽しみにしてくれるようになったんです。何か伝えたいときに、物語であればより理解しやすくなるのだと思いましたね。
今でも、子どもたちの成長や季節、これからのイベントに関連する絵本などを買うようにしています。
万葉さんおすすめ!お菓子作りとリンクさせられる絵本:
・作り方あり
→『ぐりとぐら』(カステラ)
→『しろくまちゃんのほっとけーき』(ホットケーキ)
→『ぼくのぱんわたしのぱん』(パン)
→『こねて のばして』(パン)
・作り方なし
→『どうぞ どうぞ』(イチゴパイ)
→『パンどろぼう』『パンどろぼうvs にせパンどろぼう』(パン)
→『はらべこあおむし』(チョコレートケーキ)
体験前に絵本を読むことで感じる「Family Good(家族一緒に幸せを分かち合える瞬間)」とは?
絵本の中の世界と、日常の景色がリンクすると「絵本の〇〇だー!」と、とても喜んでくれるんです。子どもの世界がどんどん広がってくるのがすごくうれしいですね。
親としても、なにかのイベントや実体験は、当日だけでなく、事前に絵本を読み聞かせながら楽しみにする時間、終わった後に思い出すきっかけがより充実しました。五感で感じること、そしてそれを人と共有する喜びを子どもには味わって欲しい。その共有の手段や表現のひとつとして、絵本があると思っています。絵本は、親と子を繋ぐ「翻訳家」のような役割でもありますね。
これからも絵本の力を借りて、子どもともっと心を通わせていきたいですね。
※2021年11月インタビュー
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