プロ顔負けのスイーツが 大好評!家族の夢を育む お菓子作りとは
まるでプロが作るような美しいケーキや焼き菓子が注目を集める、インスタグラマーはつみさん。お菓子作りとお弁当の2つのアカウント、合わせて約6.2万人のフォロワーをもち、企業とのコラボも行うインフルエンサーです。はつみさんは中学1年生と小学5年生の女の子、1歳の男の子とご主人という5人家族。家族が喜ぶお弁当とお菓子作りの情報を発信しているはつみさんに、趣味を超えたお菓子作りや、お菓子作りを通して生まれた夢について詳しくお聞きしました。
独学で身につけたお菓子作り
家族には素朴なお菓子も好評
――はつみさんはインスタでパティシエのように端正なスイーツを作られていますが、お菓子作りを始めたきっかけはなんでしょう?
「始めたのは長女の産休中からです。ありがたいことに長女は本当によく寝る子だったので時間があって。有名なお菓子作りのブロガーさんに刺激を受けて “自分もこんな風に作れるようになりたい!“という一心で、独学でお菓子を勉強しました。若かったから出来たのかもしれませんが、睡眠時間を削って夜中にケーキを焼いていた時期もあります」
――プロのようなお菓子が並んでいるので、専門の学校に通われていたのかと思いました! インスタを拝見すると、毎日たくさんのスイーツを作られていますよね。
「企業との仕事の他には、知り合いや近所の方に頼まれたケーキやクッキーを作ることも多いですね。仲の良いお友達や近所の方の中には、毎年誕生日ケーキを頼んでくれる方もいるので、他のお子さんの成長も一緒に喜べるのは嬉しいです。ケーキはやっぱり特別な日のものなので、普段家族のためにはドーナツやワッフルなど素朴なお菓子を作ることが多いかな。その分、家族の誕生日にデコレーションケーキを作るととっても喜んでくれます」
弁当作りは一気に朝昼夜の3食分!彩りよく栄養満点のお弁当は手際よく
――では次にお弁当作りについてお伺いします。インスタを拝見すると、ご主人の勤務に合わせて、朝・昼・夜の3食分のお弁当を作られていますよね?
「結婚した当初から夫のお弁当を作っているので、13〜14年になりますね。夫は24時間勤務の仕事なので、昼、夜、翌朝の3種類のお弁当を作っています。昼は丼もの、夜は二段弁当、翌朝は惣菜パンなど、3種類が被らないように。丸一日働く勤務が週2〜3日で、毎日作るわけではないので続けられているのかな」
――すごい!一度に3食分のお弁当を作る方に初めてお会いしました。ご主人はお弁当の感想をおっしゃったりしますか?
「クールなのであまり口に出しては言いませんが、夫が好きな雑穀米を入れると『やっぱり五穀米うまいわー!』って言って喜んでくれたりしますね(笑)。」
――3種類のお弁当を作るのは、かなり時間が掛かりませんか?
「夕飯用に多めに作ったおかずや茹でた野菜を冷凍しておいて、当日の朝に作るものは極力少なくしているので、45分くらいですかね。インスタ用に写真を撮るので彩りは気をつけています。モチベーションアップのためにインスタを始めたということもありますね」
――お弁当作りをされてみて、お子さんたちの反応はどうですか?
「娘たちが幼稚園の時は毎日キャラ弁を作っていましたが、遠足の時などは今でも作ったりしますね。長女は、4月から中学校でお弁当が始まるのをとっても楽しみにしてくれています。『ぎゅー!(ハグ)』みたいな濃いスキンシップは性格上あまり得意ではないので(笑)、子どもとの関わり合いのひとつとして、お弁当のリクエストに応えるとか、彩りよくかわいく作ることが私なりの愛情表現かもしれません」
お菓子作りは家族の協力あってこそ趣味がいつしか家族の夢に
――1歳のお子さんがいらっしゃいますが、どうやって時間を捻出しているんでしょうか?
「子どもを夜8時までに寝かしつけて、そこからお弁当のおかずの準備をしたり、パンを焼いたりしています。夫は丸一日働くとその後2日は休みになる特殊な勤務形態なので、平日は夫が子どものお世話をしてくれることも多いですね。その間にお菓子を作ったりしているので、夫の協力がなければ出来ていないと思います」
――娘さんも時々お菓子作りのお手伝いをされていますね。
「もう5〜6年になりますが、毎年クリスマスには姉妹でクリスマスケーキを作るのが恒例になっています。ここ数年は完全にお任せで、ナッペや絞りも上手になってきました。長女からはお友達が遊びに来ると『クレープ作って』とリクエストされることも。作ったお菓子を出してあげると『こんなの家で作れるなんてすごい!お皿もかわいい!』とお友達が喜んでくれるので娘も嬉しいみたいです」
――きっと自慢のお母さんですよね。デコレーションのイラストなども本当にお上手ですが、お店を始められる予定はないんですか?
「まだ下の子が1歳なので先の話ですが、いつか焼き菓子とデコレーションケーキのお店を開いてみたいという夢はあります。ラッピングが大好きなので、リボンやお菓子を入れる箱は何種類も持っています。いつかお店を開けたら、手土産にもっていくような焼き菓子のラッピングもしてみたいですね」
――ご家族でも将来の話をされるんですね。ご家族はどんなふうに感じていらっしゃるんでしょうか。
「“いつかお菓子屋さんを開いたら…”という話をすることもあります。私がお菓子を作ることが日常の一部になっているので、お店を開く夢は特別なことではなくて、子どもたちも自然なことだと感じているようです。弟夫婦が海外で披露宴を開いたときには、飛行機で大量のアイシングクッキーや引き菓子を持っていきました(笑)。独学で始めたお菓子作りですが、続けているうちに家族や周りの人たちとの大切なコミュニケーションにもなりました。趣味で始めたことでしたが、今では夫や実家の両親も応援してくれていますし、家族みんなの夢にもなっていると思います」
お弁当作りがご家族の健康を支え、お菓子作りはいつしかみんなの夢に。はつみさんが長年続ける心のこもった“手作り”が、ご家族の希望に満ちた未来へと繋がる、強い絆になっていました。
<プロフィール>
はつみ
2008年より独学で始めた趣味のお菓子をブログに掲載し始める。見ているだけでうっとりとしてしまうような美しいケーキや焼き菓子が評判のインスタグラマー(@honeycafe8)。夏休みや冬休みは、子ども向けのパン・お菓子レッスンや、大人向けスイーツ講座も開催。企業とのコラボも多数。夫、娘(中1&小5)、1歳の男の5人暮らし。中学生の娘と夫のお弁当を掲載するお弁当アカウントも人気(@hatsumi_obento)。cottaオフィシャルパートナー/フーディーテーブルアンバサダー/馬嶋屋レシピスタッフ。